第1章 T2Xの概要
T2Xとは、動作環境、インストール方法などを説明します。
1.1 T2Xとは
T2XはプレーンなテキストをXMLに変換するためのシステムです。メールやウェブページ、社内文書など、もともとデータを取り出すことを意図していないようなファイルよりデータを取り出し、処理しやすいXML形式に変換するためのものです。変換方法の指定には正規表現という柔軟で強力なテキスト処理機能を用いていますので、受注メールのように複数の宛先に複数の商品明細が記述されているような複雑な構成や、件数や項目の一定しない内容にも柔軟に対応することが可能です。
T2XはテキストをXMLに変換するためのT2Xコンバータと、コンバートするための変換規則をビジュアルにテストしながら作成できるT2Xスタジオの2本のプログラムから成り立っています。
1.2 動作環境
OS | Windows 2000 Service Pack 3 Windows XP Service Pack 2 Windows Vista Windows 7 |
ランタイム | Microsoft .NetFrameWork2.0が必要です。 |
メモリ | Windows2000、XPで512Mバイト、VISTAで1Gバイト以上を推奨します。 |
ディスプレイ | 1024x600以上の解像度が必要です。 |
1.3 インストール
T2X.zip を任意の場所で展開して下さい。次のファイルが含まれます。
T2XConveter.exe | T2Xコンバータです。指定した変換規則ファイルに従い、入力ファイルをXMLファイルに変換して出力します。 |
T2XStudio.exe | T2Xスタジオです。T2Xコンバータで使用する変換規則ファイルを作成します。 |
楽天.txt | サンプルの入力テキストです。 |
楽天.t2x | サンプルの変換規則です。 |
実習.txt | 実習用の入力テキストです。 |
実習解答.t2x | 実習用の変換規則の解答例です。 |
[help] | このフォルダーにはマニュアルが含まれます。 |
1.4 アンインストール
T2Xはレジストリを使用していません。インストールしたフォルダを削除すればアンインストールされます。
1.5 利用条件
本ソフトウェアはフリーソフトです。無償で使用することができます。ただし、T2Xスタジオで作成された変換規則ファイルはT2Xコンバータでのみ使用して下さい。他の目的に使用することを禁じます。また本ソフトウェアの逆コンパイルは禁止します。
テキストからXMLへの変換機能をご自身のソフトウェアに組込みたい方には、別途有償にて変換用DLLを提供することができます。詳細はお問合せ下さい。